このブログでは、本人訴訟やってみた筆者の勝訴体験談を書いています。本人訴訟で勝訴はできるのか疑問をお持ちの方に、本人訴訟やってみた私の体験談を参考にしていただけたらと思っています!
こんにちは。シングルマザーのしづ子です。
私は人生で2回ほど本人訴訟をやってみたことがあります。
このブログではシングルマザーの私が本人訴訟をやってみて、勝訴した体験談を書こうと思います。
本人訴訟はやればできます!弁護士にも勝てます!
是非本人訴訟をやってみて勝訴した私の体験談を参考にしてもらえると嬉しいです!

このブログの筆者
40代シングルマザー。二児の母。
強い立場を利用して弱いものいじめするやつは許せない!
本人訴訟やってみた①「友人へ慰謝料請求」(勝訴ではなく和解)


まず最初に本人訴訟をやってみたのは友人へです。
私は離婚の際に法テラスの弁護士を利用しました。
しかし、弁護士がたいした仕事をしてくれなかった印象が大きく、
「こんな裁判自分でもできるんじゃない?」
と思っていました。
特に被告側の本人訴訟においては,いずれにしても敗訴する結果になると本人が予想する場合に
J-STAG:民事訴訟における代理人に関する基礎的分析
は,あえて弁護士費用を追加で負担してまで代理人を委任する動機がないだろう.
また,弁護士は個人事業主である以上,原告側・被告側問わず,最低限の弁護士費用を受け取れる見込みがない場合には,あえて受任する動機がないだろう.
訴える側の本人訴訟はの割合は2割弱なんだそう。
できなくはないですね!
弁護士も離婚などの少ない報酬の案件は、一所懸命やらないですよね…。
私が本人訴訟を行おうと思ったのは、お金もかからないし納得のいく文書を作れると思ったからです。
友人へ本人訴訟
こちらの友人への本人訴訟は、友人の窃盗癖による損害補償・精神的慰謝料で請求しました。(詳しい内容は伏せます)
訴状を提出して返ってきた答弁書には、「事実無根」的な否定する内容が書いてありました。
「これは証拠が必要だ!」
そのころの友人とのラインなどのやり取りは残ってなかったので、証言してくれる人に書類を書いてもらい証拠として提出しました。
その結果、「請求した金額を全額払うと被告が言っている」いう内容の電話が裁判所からかかってきて、和解の方向へとなりました。
後日裁判所の法廷に相手もきて、慰謝料が支払われました。
裁判官にはお金が全額あるか確認するように言われ数えました。
そのころ子供2人がまだ小さくて上は幼稚園児・下はまだ0歳か1歳だったのですが、実は私、法廷に子供2人を連れていったのです。(訴訟のことは誰にも言ってなかったし預け場所もなかった)
裁判所の帰り道、上の子にお菓子買ってくれとねだられたのですが、「お金ないよ」と言ったら「ママさっきお金もらったじゃん!」と言われたのを覚えています。
幸いなことに今そのことは覚えていないようですが。
友人に本人訴訟やってみた感想
友人は最初こそ否定はしてきたものの、割とすぐに慰謝料を払う提案をしてきたのであまり争わずに済みました。
友人は窃盗癖があり今までどれだけの金額を盗んできたかわかりませんが、おそらく私の請求した慰謝料の額の方が盗んだ額より上回っていると思います。
※ただ単純にお金を盗まれただけでなく、そのことによってかなり苦痛をともなう事件がありました。
本人訴訟やってみた②「社長へ慰謝料請求」(勝訴)


次に本人訴訟をやってみたのは、以前働いていた会社の社長です!
会社と言っても零細義業で、社長と事務員の私しかいませんでした。
結局は半年しか働いていませんでしたが。
本人訴訟の内容はパワハラとセクハラ
社長は自分の親くらいの年齢の男性でした。
ある日社長から「お手当あげるから…」と、俺の女になれというようなことを言われました。
もちろんキレるわけでもなく丁寧にお断りしましたが、その後から私へのあたりがきつくなってしまって。
入ったばかりでその会社の仕事内容がよくわからないのに質問するとキレられ…。
理不尽なことなどパワハラ的発言が多くなってきたので、私は一応スマホで録音をしていました。
嫌な思いをしながらも仕事は通い続けていました。
そして決定的となったのは、とあることでまたキレはじめた時、なんと
「指つめてやるか!」
という発言が飛び出したのです!
恐怖になった私は泣きながら帰宅し、そのままその会社へ行くことはありませんでした。
本人訴訟で社長をやっつけることを決断!
社長とか強い立場を利用して弱いものいじめするやつは許せません。
昔だったらきっとそんなヤ〇ザまがいのことを言ったりしても、訴えられたりすることはなかったんだと思います。
しかし今のご時世、コンプライアンス的にかなりNGです。
そんなことをきちんと理解もせず社員を雇おうなんてふざけんなです。
社会的制裁を与えなければと思い、本人訴訟を決断しました!
いよいよ本人訴訟をやってみた
訴訟に必要な書類や書き方などは、今の時代ネットで調べれば出てきます。
ネットで調べて勉強しながら書類を作っていました。
本人訴訟は簡単にできるかと言えば、そんなに簡単なものではありません。
しかし弁護士を頼りにしていない私は、自分で頑張ってやるしかない!と思っていました。
訴状を提出しましたが先ほどの友人への訴訟のように、すぐに慰謝料を払って和解…という風にはなりませんでした。
相手(社長)も争う姿勢です。
相手には顧問弁護士がいますので、当然弁護士をつけてきました。
何回かの公判は社長は現れず、弁護士のみが来ました。
このまま社長がこなければ良いなー(会いたくない)と思っていましたが、最後の判決前の公判に社長は弁護士と現れました。
法廷での社長の様子と神弁護士
本人尋問などあったので、両者が意見を述べました。
「指をつめるぞ」
など脅された時の録音証拠は撮れなかったので、社長が「言ってない」と嘘をつくんじゃないかと予想していました。
社長はなんだかゴニョゴニョごまかすようなことを言っていたのですが、その時社長の顧問弁護士が一言
「嘘ついてないで、ほんとのこと言ったらいいんじゃないの!」
と………。
社長の弁護士なのに、社長にそう言ったのです!
実は公判が始まる前に裁判所の職員の女性が
「〇〇先生は被告にも厳しい弁護士だから」
と私に教えてくれていたのです。
怖そうな年配の男の弁護士さんでしたが、ほんと素敵すぎました!
自分の担当する被告が不利になるようなことを言う弁護士もいるんですね。
不利になることを言うというか、間違ったことはたとえ顧客でも許さないって感じですかね。
正直びっくりしました。
〇〇弁護士の言葉が効いたのか社長は非を認め、なんとか公判が終わりました。
それにしても社長がつくづくアホだなと思いました。
アホっぽいことしか言ってなかったんですよ。
本人訴訟の判決「弁護士に勝つ!」
その後全面勝訴ではなかったものの、一部勝訴の結果になり慰謝料が支払われることに。
いや、支払ってくれませんでした!
こういう時ってどうすればいいの?
弁護士つけてるなら弁護士が相手方に連絡なりしてくれたんでしょうね。
私は本人訴訟で弁護士をつけてなかったので困りました。
自分で社長に連絡するなんて絶対に嫌だし、仕方なく差し押さえの手続きをすることにしました。
差し押さえ
かなり面倒だけど差し押さえをすることに。
こんなかんじで慰謝料をバックレようとする人はたくさんいるんでしょうね…。
確か差し押さえは地方裁判所でしかできなく、そちらで手続きをしました。(間違えてたらコメントや問い合わせフォームから教えてください!)
裁判所って社員がとっても暗い雰囲気なんですけど、暗い雰囲気にするように教育されているんですかね。
特に差し押さえ担当の方がとても暗かったのを覚えています。
差し押さえは手っ取り早そうな預金を差し押さえました。
預金の差し押さえは、相手の所持している口座の銀行名と支店名までわかる必要があるそうです。
社長の会社の事務をやっていた私は当然口座がどこにあるか知っていました。
常に銀行に行っていたので、銀行の方とも面識があります。
差し押さえしたお金は振り込みなどは対応していないようで、直接銀行に取りにいく必要がありました。
銀行にも当然差し押さえられたという事実はバレます。
差し押さえのお金をもらいに銀行に行ったら、いつもの面識のある担当の方に対応されました。(私が会社に入った時に社長からその方を紹介されています)
銀行の方には
「大変でしたね」
と言われました。
社長から話を聞いたのか、それとも差し押さえという事実だけでそう言ったのかは分かりません。
また社長が嘘を言ってごまかしているかもしれないと思ったので
「あ、はい。セクハラとかあって…」
と言ってやりました。
敢えてパワハラではなく、セクハラと言ってやりました。
銀行では今後社長を見る目が変わるだろうし、ちょっとスッキリしました!
判決が出たのに、差し押さえされるまで慰謝料を払わないクズにはそのくらいしても良いでしょう。
本人訴訟やってみた! 勝訴体験談まとめ
シングルマザーの私が、本人訴訟をやってみた体験を書いてみました!
何年も前の話で思い出しながら書いたので、覚えてない部分もあると思います。
本人訴訟はやる気になればできます!
私も弁護士なし・相手に弁護士がいてもに勝訴することができました。
絶対自分は間違ってない!と思ったら迷わずやってみて良いと思います。
私は「もしかしたら負けるかも?」というような訴訟は絶対しません。
自分が正しい自信があるからできました。
社長への本人訴訟の結果は一部ではありますが勝訴しました!
勤務年数(半年しか働いてない)とかそういうのも慰謝料がマイナスされる要因だったと思います。
私も実は、勤務歴が半年しかないことはちょっと不安に思っていました。
しかし会社の経営者として間違っているということに確信はあったので、本人訴訟をやってみました!
ブラック企業は許せない!
このブログを読まれてる方は、本人訴訟を検討している方かもしれませんね。
本人訴訟はかなり労力も心力も使いますが、勝訴したときは達成感もあります。頑張ってほしいです!
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