本人訴訟やってみた!パワハラで訴えた裁判体験談ブログ

本人訴訟パワハラで訴えた体験ブログ

※このブログにはプロモーションが含まれています。

こちらはパワハラセクハラで本人訴訟やってみた、私の体験談ブログです。
私が以前働いていた会社の社長に本人訴訟した体験談を、このブログでご紹介します!

私は以前働いていた会社の社長からパワハラセクハラの被害を受け、民事訴訟(本人訴訟)しました。

弁護士を使わず自分で裁判することを「本人訴訟」と言います。

本人訴訟でも裁判では勝てるのか?

このブログが、そんな疑問を持っている方や、本人訴訟を検討している方の参考になれば幸いです!

また、私は実は裁判で訴えるのは2回目になります。

初めての裁判(友人を訴えた)の体験談もブログに書いていきますね。

このブログの筆者
40代シングルマザー。二児の母。
強い立場を利用して弱いものいじめするやつは許せない!
本人訴訟2回経験あり。

裁判を起こすには、弁護士に依頼しなければなりませんか?

本人自身で手続を行うことができます。(本人訴訟)

裁判の手続を行ううえで弁護士に依頼するかどうかは、本人が決めることになります。

引用元:民事訴訟Q&A

目次

本人訴訟やってみた!【社長のパワハラセクハラ】

本人訴訟やってみた「社長へ慰謝料請求」

本人訴訟やってみた相手は、以前働いていた会社の社長です!

会社と言っても零細企業で、社長と事務員の私しかいませんでした。

本人訴訟の内容はパワハラとセクハラ

社長は自分の親くらいの年齢の男性でした。

ある日社長から「お手当あげるから…」と、俺の女になれというようなことを言われました。

もちろんキレるわけでもなく丁寧にお断りしましたが、その後から私へのあたりがきつくなってしまって。

セクハラ→パワハラに変わったパターンです。

仕事内容を質問するとキレられたり…。

理不尽なことなどパワハラ的発言が多くなってきたので、一応スマホで録音をしていました。

パワハラを受けて嫌な思いをしながらも仕事は通い続けていましたが、ある決定打となることがあり会社を辞めることになりました。

ある日、とあることでまた社長がキレはじめた時、

指つめてやるか!

という発言が飛び出したのです。

恐怖になった私は泣きながら帰宅し、そのままその会社へ行くことはありませんでした。

本人訴訟をやることを決断!

社長など、強い立場を利用して弱いものいじめするやつは許せません。

昔だったらきっとそんなヤ〇ザまがいのことを言ったりしても、パワハラで訴えられたりすることはなかったんだと思います。

しかし今のご時世、コンプライアンス的にかなりNGです。

そんなことをきちんと理解もせず社員を雇おうなんてふざけんなです。

経営者として最悪ですね。

社会的制裁を与えなければと思い、パワハラで訴えることを決断しました!

本人訴訟やってみた!

裁判に必要な書類や書き方などは、今の時代ネットで調べれば出てきます。

弁護士に頼らず、ネットで調べて勉強しながら書類を作っていき本人訴訟を進めていきました。

本人訴訟は簡単にできるかと言えば、そんなに簡単なものではありません。

しかしお金に余裕もない私は、弁護士を使わず自分で頑張って訴えるしかない!と思い、本人訴訟にしました。

頑張って訴状を作成して簡易裁判所に提出しましたが、すぐに慰謝料を払って和解…という風にはなりませんでした。

請求額が130万円以下の場合は、簡易裁判所に申し立てます。
それより大きい金額の請求の場合は、地方裁判所になります。
私は100万円の慰謝料請求をしたので、簡易裁判所で裁判が行われました。

本人訴訟・第一回口頭弁論~

被告(社長)も争う姿勢ですので、裁判が始まりました。

被告には顧問弁護士がいますので、当然弁護士をつけてきました。

何回かの公判は被告は現れず、弁護士のみが来ました。

このまま被告がこなければ良いなー(会いたくない)と思っていましたが、最後の判決前の公判に本人尋問があったので、被告は弁護士と一緒に現れました。

法廷での被告の様子と神弁護士

本人尋問があったので、判決前の裁判で両者が意見を述べました。

「指をつめるぞ」

など脅された時の録音証拠は撮れなかったので、被告が「言ってない」と嘘をつくんじゃないかと内心びくびくしていました。

被告が本人尋問をした時は、なんだかゴニョゴニョ言っていて、ハッキリ言って意味不明で言葉を理解できなかったんです。

なんというか、誤魔化すような感じでしたね…。

すると、その様子を見ていた被告の顧問弁護士が一言…

嘘ついてないで、ほんとのこと言ったらいいんじゃないの!

と………。

被告の味方の弁護士のはずなのに、被告にそう言い放ったのです。

実は公判が始まる前に、簡易裁判所の職員が

〇〇先生は被告にも厳しい弁護士だから

と私に教えてくれていたのです。

怖そうな年配の男性弁護士さんでしたが、ほんと素敵すぎました!

自分の担当する被告が不利になるようなことを言う弁護士もいるんですね。

不利になることを言うというか、間違ったことはたとえ顧客でも許さないって感じですかね。

正直びっくりしました。

〇〇弁護士の言葉が効いたのか被告は非を認め、なんとか公判が終わりました。

それにしても社長はつくづくアホだなと思いました。

アホっぽいことしか言ってなかったんですよ。ほんとに。

本人訴訟の結果、判決は勝訴!

本人訴訟をした結果、全面勝訴ではなかったものの、一部勝訴の結果になり慰謝料が支払われることに。

いや、支払ってくれませんでした!

こういう時ってどうすればいいの?

弁護士つけてるなら弁護士が相手方に連絡なりしてくれたんでしょうね。

私は本人訴訟だったので、それはできませんでした。

自分で被告に連絡するなんて絶対に嫌だし、これまたネットで調べまくって、仕方なく差し押さえの手続きをすることにしました。

本人訴訟を行った方でも、差し押さえだけ弁護士にお願いすることも出来ると思います!

本人訴訟後の差し押さえ体験

かなり面倒だけど、被告の財産を差し押さえをすることに。

こんなかんじで慰謝料をバックレようとする人はたくさんいるんでしょうね…。

確か差し押さえは地方裁判所でしかできなく、そちらで手続きをしました。

裁判所って社員がとっても暗い雰囲気なんですけど、暗い雰囲気にするように教育されているんですかね。
特に差し押さえ担当の方がとても暗かったのを覚えています。

差し押さえは、手っ取り早そうな預金を差し押さえました。

預金の差し押さえは、相手の所持している口座の銀行名と支店名まで知っている必要があるそうです。(当時の記憶です)

被告の会社の事務をやっていた私は、当然銀行口座がどこにあるか知っています。

常に銀行に行っていたので、銀行の方とも面識がありました。

差し押さえできるものには、不動産・自動車、給料、預貯金等、家財道具等などがあります。

※差押えを行う相手の財産は、自分で探す必要があります。
また、財産が見つかったとしても、価値が低い場合等は費用倒れになることもあります。

参考:判決等はもらったけれど(強制執行の概要)-裁判所

差し押さえしたお金は振り込みなどは対応していないようで、直接銀行に取りに行く必要がありました。

銀行にも当然差し押さえられたという事実はバレます

指定された日に銀行に差し押さえのお金をもらいに行くと、いつもの面識のある銀行の担当の方に対応されました。(私が会社に入った時に被告長からその方を紹介されています)

銀行の方には

大変でしたね

と言われ、お互い苦笑いでしたね…。

社長から話を聞いたのか、それとも差し押さえという事実だけでそう言ったのかは分かりません。

また被告が嘘を言ってごまかしているかもしれないと思ったので

あ、はい。セクハラとかあって…

と言ってやりました。

敢えてパワハラではなく、セクハラと言ってやりました。

銀行では今後社長を見る目が変わるだろうし、ちょっとスッキリしました!

判決が出たのに、差し押さえされるまで慰謝料を払わない人には、それくらいしても良いでしょう。

本人訴訟やってみた【友人への民事訴訟】

本人訴訟やってみた①「友人へ慰謝料請求」

社長以外にも、友人への本人訴訟やってみたことがあります。

社長との裁判よりずっと前の話です。

実は私、離婚の際に法テラスの弁護士を利用したことがあるんです。

しかし弁護士がたいした仕事をしてくれなかった印象が大きく、

こんな裁判、自分でもできるんじゃない?

と思っていました。

自分で裁判をする人の割合は?(本人訴訟)

原告側は 2 割弱、被告側は 5 割強だそうです。

特に被告側の本人訴訟においては,いずれにしても敗訴する結果になると本人が予想する場合に
は,あえて弁護士費用を追加で負担してまで代理人を委任する動機がないだろう.
また,弁護士は個人事業主である以上,原告側・被告側問わず,最低限の弁護士費用を受け取れる見込みがない場合には,あえて受任する動機がないだろう.

J-STAG:民事訴訟における代理人に関する基礎的分析

訴える側の原告が弁護士を使わず裁判する割合(本人訴訟)は、2割弱なんだそう。

弁護士を使わず訴える人もいることはいるんです!

弁護士も離婚など、少ない報酬の案件は一所懸命やらないですよね…。

私が本人訴訟を行おうと思ったのは、お金もかからないし自分の納得のいく書類(文章)を作れると思ったからです。

なぜ友人を本人訴訟?

本人訴訟の内容は、友人の窃盗癖による損害補償・精神的慰謝料で請求しました。(詳しい内容は伏せます)

訴状を提出して返ってきた答弁書には、「事実無根」的な否定する内容が書いてありました。

これは証拠が必要だ!

そう思いました。

裁判はいくら酷いことをされても、証拠がないと認めてもらえません。

友人とのラインなどのやり取りは残っていなかったので、証言してくれる人に書類を書いてもらい証拠として提出しました。

その結果、「請求した慰謝料を全額払うと被告が言っている」いう内容の電話が裁判所からかかってきて、和解の方向へとなりました。

後日裁判所の法廷に相手もきて、慰謝料が支払われました。

裁判官には、お金が全額あるか確認するように言われ数えたのを覚えています。

そのころ子供2人がまだ小さくて上は幼稚園児・下はまだ0歳か1歳だったのですが、実は私、法廷に子供2人を連れていったのです。(訴訟のことは誰にも言ってなかったし、子供の預け場所もなかった)

裁判所の帰り道、上の子にお菓子買ってくれとねだられたのですが、「お金ないよ」と言ったら「ママさっきお金もらったじゃん!」と言われたのを覚えています。

本人訴訟やってみた感想(友人)

友人は最初こそ否定はしてきたものの、割とすぐに慰謝料を払う提案をしてきたのでほぼ争わずに済みました。

友人は窃盗癖があり今までどれだけの金額を盗んできたかわかりませんが、私の請求した慰謝料の額の方が盗んだ額より上回っているかもしれません。

友人には単純にお金を盗まれただけでなく、そのことによってかなり苦痛をともなう事件がありました。

本人訴訟について

本人訴訟の割合

本人訴訟の分析によると、弁護士を立てずに裁判を提起した人(本人訴訟)の割合は1割程度のようです。

種類割合
代理人付原告87.9%
本人原告12.1%

また、本人訴訟を行った方の性別の割合は

男性約6割・女性約4割です。

この性別の割合に関しては、代理人付きの訴訟でもあまり差はありません。

また、本人訴訟を行った年齢を見てみると、45歳以上の中高齢者層が多数を占めています。

代理人付き訴訟と比べると、若年層の本人訴訟は少なくなっています。

その他本人訴訟の統計

本人訴訟を行う人の割合は、訴訟を起こした人の約1割。

本人訴訟を行う人の性別は、6:4で男性が少し多いことが分かりました。

その他、本人訴訟を行った人と、本人被告(要するに弁護士を付けずに裁判をした人)に関する統計結果が面白かったので、表にしてみました。

項目本人訴訟本人被告
性別6:4(男性が多い)6:4(男性が多い)
学歴大学卒が一番多い高卒が一番多い
職業自営業・会社役員・会社員の順に多い会社員・自営業・会社役員の順に多い
世帯年収250~500万円が37%で最多だが、1,500万円以上もおり、本人訴訟と年収は関連がなさそう250~500万円が最多だが、本人訴訟との関連はなさそう。
世帯総資産なしが17%で最多だが、「250万円未満~1億円以上」が一定数いるので、本人訴訟と総資産は関連がなさそう。なしが30%だが、本人訴訟と同様バラつきがある。
事件内容金銭貸借
・家族や親戚づきあい
・不動産賃貸借
・高齢社会に特有の問題
の順に多い
・家、マンション・土地などの貸し借り
・お金の貸し借りの順に多い。
本人被告は、不動産賃貸借が多いことが特徴である。
裁判前に相手と交渉したかした:してない=4:6した:してない=35.5:55.5
なぜ弁護士に依頼しなかったのか・弁護士に頼むと費用倒れになるから
・自分でできると思ったから
・弁護士に頼むだけのお金がなかったから
の順に多い。
・自分でできると思ったから
・弁護士に頼むと費用倒れになるから・
・弁護士に頼むだけのお金がなかったから
の順に多く、本人原告と大差ない。
裁判に対する期待と不安・事実関係をはっきりさせること(78.8%)
・自分の利益を守ること(78.7%)
・自分の権利を守ること(75.7%)
が最多であった。
紛争を早く解決すること(73.6%)
・自分の利益を守ること(64.7%)
・自分の権利を守ること(62.3%)
の順に多かった。
引用:本人訴訟の分析

本人訴訟は、和解や示談が不可能になっているからこそ訴えたともいえるが、事実関係を明確にし、権利や利益を守りたいという意識が現れています。

一方本人被告は、紛争の早期解決に対する期待の高さが多いようです。

被告は原告と異なり、本来は民事裁判を望んでいなかった人々が多数なので、紛争の早期解決を期待するのは当然ともいえます。

事実関係を明確化することよりも、早く紛争を終わりにしたいという意識がうかがえます。

また、弁護士に依頼しない本人被告の割合は、約半々のようです。

種類割合
代理人付被告50.8%
本人被告49.2%

本人訴訟やってみた!まとめ

私が本人訴訟やってみた体験談を書いてみました!

何年も前の話で思い出しながら書いたので、覚えてない部分もあると思います。

本人訴訟はやる気になればできます!

私も、相手に弁護士がいてもに勝訴することができました。

絶対自分は間違ってない!と思ったら迷わずやってみて良いと思います。

私は「もしかしたら負けるかも?」というような感じだったら訴えなかったと思います。

自分が正しい自信があるからできました。

社長を本人訴訟した結果、判決は一部ではありますが勝訴しました!

勤務年数(半年しか働いてない)とか、そういうのも慰謝料がマイナスされる要因だったと思います。

私も実は、勤務歴が少ないことが不利になるんじゃないかと少し不安に思っていました。

しかし、会社の経営者として間違っているということに自信はあったので、悔しくてパワハラで訴えることにしました。

このブログを読まれてる方は、本人訴訟をすることを検討している方かもしれませんね。

本人訴訟はとても労力を使いますが、勝訴したときは達成感もあります。頑張ってほしいです!

最後まで、私の本人訴訟体験談をお読みいただき、ありがとうございました。

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • すごい。
    そのとおりやれたことは、人生でプラスになります。
    カッコいいとおもいました。

    • コメントありがとうございます。嬉しいです!
      諦めないで行動できたことは、自分にとって良い経験となっています。
      色々勉強もできました。

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